地震・津波・土砂災害

地震・津波、地すべりなどの土砂災害について地域の防災対策に取り組んでいます。

地震・津波災害

『地震・津波にどう対応するか -予想される倒壊・東南海・南海地震に備えて-』という題目で社内勉強会を行っております。

テーマ:地震および津波の基本的知識、地震に伴う液状化の基本的知識、岡山県における液状化対策の現状および対策提案、岡山県瀬戸内海沿岸部における津波対策の現状および対策提案など。

こちらから資料のダウンロードができます。

また、弊社は岡山市津波避難ビルに指定されております。津波に対する地域の安全対策に協力しています。
地域住民の避難訓練や弊社社員が講師となり防災講座を開いています。

津波避難ビル看板
岡山市緊急告知ラジオ

土砂災害

地すべり(Landslide)とは、土砂や岩塊など斜面を形成する地塊が、地層中にできる不連続面(すべり面)上を滑動する現象です。
不連続面は雨水の浸透を妨げて地下水を溜め込む地層の境界面や、粘土化した風化岩の摂取などが起因して、すべりやすい土層になったものです。比較的緩斜面で深い地層で、ゆっくりと進行することが多く、集中豪雨などで突然急激に起こる土砂流や急斜面の薄い土砂崩落などと違っています。岡山県北部の中・山間地の耕作地などにみられる土砂災害の一形態です。
このように、地すべりは地質構造と深く関係があります。岡山県の地質の特徴をみると、概ね次のように説明してあります。

岡山県の地質構造は、古生代、中生代、新生代の約3.5億年を経て形成されたものであり、全体の基盤を構成しているものは、古生層の粘板岩、石灰岩、砂岩、チャート、輝縁凝灰岩等である。
中生層には花崗岩類、流紋岩、安山岩等の火山岩類の他に三畳紀層、ジュラ紀層、 白亜紀層等が分布している。
新生層は洪積層、沖積層、第三紀層等が分布している。

  1. 中国脊梁山地
    中生代の花崗岩、火山岩類を主として中央部に結晶片岩、非石灰岩があり、洪積層、超 塩基性岩が点在し、北西部にはジュラ紀層がみられる。
  2. 吉備高原山地
    北部は、結晶片岩、非石灰岩が中生代の火山岩類を取り囲んであり、西部と南東部には、 火山岩類が、中央には花崗岩と非石灰岩がみられ、その他に第三紀層、斑れい岩が東部に、 石灰岩、白亜紀層が西部に点在し、玄武岩が西北部のカルスト地形の中にみられる。
  3. 瀬戸内海沿岸山地及び丘陵地
    大部分が花崗岩類で占められ、他に洪積層、火山岩類、非石灰岩類が点在する。
  4. 瀬戸内海沿岸平野
    大部分が沖積層からなっている。
  5. 瀬戸内海島嶼部
    日生諸島は火山岩類であるが、他の島々は花崗岩類からなっている。

地すべりが多く見られるのは、このうち①、②に分類される県北~中部高原部です。地すべり対策については、岡山県土木部砂防課の地すべり対策のページをご覧ください。
ちなみに③、⑤の地質部では、風化が進んだ丘陵斜面に花崗岩の未風化岩塊が残置されたかたちで止まっており、地震時などに落石となって被害を及ぼす懸念があります。

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